トランプ復権に“高市一派”が大ハシャギ…クセ強大統領と渡り合えるのは「早苗総理」だけ?

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待望論で騒いでいるのはシンパだけか?

 例えば、保守系のジャーナリスト・門田隆将氏はトランプ当選を評価した上で〈待望 高市早苗総理〉とX(旧ツイッター)に投稿。日本会議の活動にも参画したことがあるウクライナ出身の政治評論家、アンドリー・ナザレンコ氏は〈今、高市氏が総理大臣だったら、日米関係がどれほど守られ、強化されたことだろう。過半数の自民党議員が完全に国際情勢を見誤った。リベラルの時代が終わったって!〉と書いている。他にも、トランプ氏と高市氏の連携に期待する声が上がっている。

「2021年の自民党総裁選の際、出馬した高市さんを応援するデモ行進が企画されたのですが、主催者は高市さんのみならずトランプのことも信奉していた。保守的な思想で両者の支援者は共通するのでしょう」(政界関係者)

 高市氏本人もまんざらでもないのか、Xでトランプ氏当選について〈心より祝意を表します〉などと祝福コメントを12行にわたって投稿。たった3行だった石破と違って、随分と恭しい内容である。

 今後、シンパの期待に応える形で、高市は一気に「石破降ろし」に打って出るのだろうか。

「高市さんが総理を狙っているのは確かでしょうが、今、動こうとは思っていないはずです。衆院選で与党が過半数割れし、衆院予算委員長のポストを立憲民主党に渡してしまったほど。こんなボロボロの政権のトップに立っても、ダメージを受けるだけです。高市待望論で騒いでいるのはシンパだけでしょう」(自民党関係者)

 安倍後継の高市氏とトランプ氏の連携とは……、想像するだに恐ろしい。

  ◇  ◇  ◇

 高市早苗氏は自伝で、自身の“肉食”ぶりをブチまけていた! 関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

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