政倫審から逃げていたのに一転…安倍派裏金議員「参院27人」全員出席希望の噴飯と逆効果
■年内幕引き狙いがミエミエ
しかし、これまで出席を拒否しておいて、今になって年内に開けとは虫が良すぎないか。今年2、3月に政倫審が開かれた際、弁明は1日最大4人。単純計算でも7日かかる。臨時国会の会期は来月21日までで、補正予算案や政治資金規正法の再改正の審議もあって日程は窮屈だ。閉会後といっても年の瀬。ドサクサ紛れで政倫審を終わらせ、「政治とカネ」の幕引きを狙っているのはミエミエだ。
「今さら“膏薬”を貼ろうとしても遅いし、出席しても『知らなかった』『秘書がやった』で新事実は出てこないでしょうから、国民はシラけるだけで逆効果。一方で爆弾発言があったらあったで、国民の怒りの火に油となり石破政権に打撃。行くも地獄、退くも地獄で、自民党にも政権にもマイナスしかない」(政治評論家・野上忠興氏)
リストの27人。来夏までよーく覚えておこう。
◇ ◇ ◇
斎藤元彦知事の公選法違反疑惑については、兵庫県民もいい加減うんざりしているだろうが、永田町ではこの問題の展開に注視しつつも、さらに騒動が長引くことを密かに期待している声が聞かれるという。関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。