<第8回>「殺されることになるかもしれないが、それが使命」
政治家は国のために命を捨てるのが仕事――、父が口癖のように言っていた言葉です。その覚悟をまざまざと知らされたことがあります。
1972年、総理に就任し、日中国交回復の交渉に中国に行く前夜のことです。母と夕飯の卓を囲んでいる場所に珍しく呼ばれました。父はこれまで見たことの…
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