天皇は2・26事件で軍部が増長することを予見していた
![機関銃を構える鎮圧部隊(C)共同通信社](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/259/075/400ddb105b87aed44092fd276b61bbe620190725134220067_262_262.jpg)
2・26事件が終わってからも、天皇は一人で自らの判断を含めて誤謬がなかったかを確認していた節がある。さらにこの事件を利用して軍事が政治に圧力をかけるのを警戒していた。
3月2日のことである。侍従武官長の本庄繁を2度にわたって呼び、軍部がこの事件を利用して、政治の側にあれ…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り831文字/全文971文字)
初回登録は初月110円でお試し頂けます。