明治維新は「解体」と「再生」の容赦ない“革命”だった
![サンフランシスコにおける岩倉具視一行。右より大久保利通、伊藤博文、岩倉具視、山口尚芳、木戸孝允(明治5年1月25日)/(C)共同通信社](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/263/868/913041b267ee54f8637ffce0d9ce2dc820191028130817617_262_262.jpg)
近代日本史はペリーの黒船来航で始まった。国を閉じていた幕府は、これは従来にない国難であり、危機であると受け止めた。むろん朝廷もそのように受け止めたが、しかし幕府から詳細を知らされていなかったので、まだこの時は国難というほどの意識はなかった。ただ公家たちは、これは蒙古の襲来に匹敵…
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