軍が演出した南京陥落の歓迎デモを秩父宮殿下はどう見たか
![歩兵少佐に昇進、弘前連隊へ赴任する秩父宮殿下(宮邸玄関)=1935(昭和10)年8月2日(C)共同通信社](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/286/490/342029a012d8225c7702131e535b65b920210315123211022_262_262.jpg)
日中戦争が長期持久戦になっていく事態に、日本国内は一気に戦時体制にと変わっていった。国民は耐乏生活を余儀なくされ、次第に軍事が中心の国家へと変貌していった。「欲しがりません、勝つまでは」といった類いのスローガンが街にあふれ、「贅沢は敵だ」という標語があちこちに張られた。青年層が…
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