高市早苗が総裁選で猛追!「選挙の神様」が陣営に加勢 都知事選で石丸伸二を2位に押し上げたプランナー
小泉進次郎元環境相が本命視されている自民党総裁選(27日投開票)は、分からなくなってきた。日本テレビが実施した党員・党友調査(12日実施)で、高市早苗経済安保相が追い上げ、首位の石破茂元幹事長に次ぐ2位に浮上。上位2人による決選投票のカードは見通せない。
日テレ調査によると、石破、高市、進次郎が他を引き離し、トップ集団を形成。それぞれ25%、22%、19%の支持を集めた。当初は進次郎vs石破の構図で決選にもつれ込み、党内きっての人寄せパンダの進次郎が逃げ切るとみられていたが、横死した安倍元首相の後継を自任し、保守層に訴える高市が猛追している。
「一回り以上も若いタカ派の(前経済安保相の)小林鷹之氏が一番乗りで手を挙げ、高市氏は推薦人集めで苦戦した。若手を中心とした〈古い右翼を一掃して保守の顔を刷新させたい〉という思いは強い。ただ、地方では高市氏の名前が浸透している分、しぶとい」(ベテラン議員)
■女性議員は遠巻き
焦る高市の戦い方はえげつない。「カネのかからない総裁選」を掲げる総裁選挙管理委員会による告示前の文書郵送を禁じる通知に先んじて、全国の党員らに政策リーフレットを郵送。他陣営から「卑怯だ」と猛批判され、選管から注意された。幸先が悪いが、陣営に「選挙の神様」を迎え入れ、逆転を狙う。