自民が裏金参考人招致に「大変遺憾」連発どの口が? ご都合主義で反発するお門違いの深刻度
■「5人衆」の証人喚問しかない
当然、野党は猛反発。立憲民主党の山井和則・野党筆頭理事は「円満に(予算案の)審議入りしたい、招致も円満に全会一致で(議決したい)ということで、2カ月前から強く要望していた」と反論し、日本維新の会の三木圭恵理事も「司法の場で判断があったのは松本さんに対する判断であって、自民に対する判断ではない。やはり真相究明は必要」とやり返した。
ただ、参考人招致は拒否できる。偽証罪に問われる証人喚問に進む可能性について、山井氏は「民間人の方ですから、やっぱり慎重であるべき」とトーンダウンしていた。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。
「自民党は実態解明する気がない、裏金議員は衆参両院の政治倫理審査会で真相を話さない。参考人招致は言ってみれば、ある種のセレモニー。その協力を拒むのであれば、主犯格と言っていい旧安倍派5人衆を証人喚問するしかない。安倍元首相最側近の萩生田光一元政調会長と世耕弘成元経産相、それに西村康稔元経産相は現職です」