千葉県内に漂う「シラケムード」立花孝志&黒川敦彦両候補不在で妨害も混乱もナシ…困惑してるのはメディアだけ
投票率も落ちるんじゃないですか
「県外で選挙運動をしている候補を取り上げるべきなのかは、葛藤があります。大手紙の中には、県政担当記者をわざわざ兵庫県に派遣した会社もあると聞きました」(県政担当記者)
今のところ、“正常”な選挙戦が行われているように見える。ただ、選挙にかかる費用には、県民の税金がつぎ込まれている。熊谷陣営からは「県外での選挙運動は県民の理解を得られるのか」との声が上がる。実際はどうなのか。千葉県の選挙管理委員会は日刊ゲンダイの取材にこう見解を示した。
「公選法では、選挙運動は選挙区域内で行わなければならないという規定はなく、法律にのっとっていれば問題はない。千葉県は都内に通勤する人も多く、都内の駅周辺での街頭演説など、さまざまなケースが考えられます」
とはいえ、立花氏が兵庫県で訴えているのは、千葉県に直接関係がない兵庫県政などについての話。課題がないわけではなさそうだ。
(橋本悠太/日刊ゲンダイ)