少数与党の限界と倒錯 石破漂流政権という「国民の不幸」

予算審議は大詰めだが、自民党デタラメ政権に終止符を打つという有権者の審判はものの見事に裏切られた。ゆ党の政策のいいとこどりで、漂流、生き延びる政権ではマトモな景気対策も絶望だ。狂乱物価高、トランプインフレ、医療費までむしり取られ、庶民の生活はどん底へ。
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自民党の裏金事件、ひいては連中の宿痾と言っていい金権腐敗に心底うんざりした有権者は石破政権に鉄槌を下したはずだった。この間の国会の動きを見ていると、それが全く意味をなさなかったことがよく分かる。石破自民は臭いものにフタ、公明党は世論をナメて議席を減らしても下駄の雪。
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