伊原新監督に選手タジタジ…西武・涌井&片岡の“FA脱出計画”加速か

公開日: 更新日:

<ヒゲも茶髪も禁止>

 西武の伊原春樹新監督(64)が、秋季練習初日の23日に訓示を垂れた。「親父が子供に、『こうだろ』と諭すようにね」という伊原監督の話は、主に社会人としての常識について。

「ファンは額に汗して働き、高いチケットを買って見に来てくれる。それは選手のプレーを見たいからであって、決してだらしないユニホームやヒゲ、長髪が見たいんじゃない! 野球以外で、スパイクが見えないくらいダブダブにズボンをはくスポーツはあるか?雨のゲームで長い裾がドロドロになったとき、それを洗う奥さんも嫌な顔をするぞ。洗濯屋さんにだって失礼だ。そういうことも、人間として勉強しなきゃいけない」
 続けて、

「みんなは、西武からお金をもらっている西武の人間。じゃあ、西武鉄道の初乗り料金は知ってるか? ……誰も知らないのか。それも社会人としておかしいだろ」
 と言った。

 お説ごもっとも。が、選手には馬の耳になんとやらか。なにせ、渡辺前監督(現シニアディレクター)の「放任野球」から、真逆の「管理野球」に方針転換だ。「気合入ってたね」と苦笑いする選手がいれば、別の選手は「ああいう話がシーズン中も続くの?」とため息。キャプテンの栗山(30)も「初乗り140円なんですね……。いや、僕らは入団時に西武鉄道のフリーパスをもらえるし、車を買ったら、ねえ?」と頭をかいた。

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