九重親方を“実弾”で落選させた北の湖理事長「側近」の狙い

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 今回の当選者は3月24日の評議員会の専任議決を経て、正式に理事に就任。同日の理事会で新理事長を互選する。

 A氏が「X氏は北の湖理事長を続投させようとするでしょうね。初場所中に入院するなど体調に不安がある北の湖理事長の代行として相撲協会を牛耳ろうとしている」と話していた通りの展開になっているわけだ。

 自分のもくろみ通りにナンバー2を追い落とせるくらいだから、X氏の協会内における力はハンパじゃない。X氏の青写真通り、このまま北の湖理事長続投なら、体調がすぐれない分、X氏のやりたい放題はむしろ増長する。結果として協会のデタラメ体質に拍車がかかることになる。公益財団法人に移行したばかりの団体で、一個人の私利私欲がまかり通るなんて言語道断だ。

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