日本人選手は大丈夫? 「不正投球」で投手が払う高い代償
ヤンキースの先発マイケル・ピネダ(25)が23日、レッドソックス戦で松ヤニを使った不正投球がバレて退場処分を食らった。首に塗った松ヤニを触ってからボールを投げていたのだ。
レッドソックスのファレル監督が「二回になって首に何かついているのが分かった。あまりにも明確で、許容範囲を超えていた」と話したように、メジャーでは多かれ少なかれ不正投球がまかり通っているのだろう。
レッドソックスのバックホルツは昨季、6月上旬までに9勝を挙げた際に不正投球疑惑が取り沙汰された。ピネダもここまで2勝1敗、防御率1.00。投手は好調であればあるほど疑いを向けられる。
■処分中は球場への出入りも禁止
今季好調な日本人投手は大丈夫なのか。日本人投手の不正投球に関しては、こんな話がある。
渡米1年目の投手が試合前、相手チームの日本人投手とグラウンドで話し込んだ。話題は滑りやすいメジャー公認球について。そのときルーキーだった投手は、相手チームの日本人投手から滑り止めにはシェービングクリームを使うとよいとアドバイスされたそうだ。投球時にやたらと首の汗を拭う投手も中にはいた。