日本が参考にしたいメキシコの冴えるパスワークと冷静な守備

公開日: 更新日:

 ブラジルとの対戦を控える両チームにとって、決勝トーナメント進出には負けられない一戦だった。攻勢に出たのは、12年ロンドン五輪金メダルメンバーを前線に揃えるメキシコ。一方のカメルーンは、FWエトーをトップに残し、守りを固めて速攻を狙っていく。

 先制点はメキシコ。後半16分、中盤右サイドからパスをつなぎ、エレラのスルーパスをペナルティーエリア手前で受けたドスサントスが中央で右足のシュートを放つ。いったんはカメルーンGKに阻まれるも、こぼれ球をペラルタが押し込んだ。

「メキシコの先制点は、ワンタッチでテンポ良くエリア前にボールを運び、流れの中で決めた理想的なゴールでした。かねて日本代表は、メキシコ代表をお手本にするべきといわれてきたが、小気味よいパスワークや両サイドMFがワイドに張ってピッチを広く使う攻めは、やはりとても参考になります」(元ドイツ1部ビーレフェルト・ヘッドコーチ鈴木良平氏)

 同点に追いつきたいカメルーンは後半34分、中盤のソングに代えてFWウェボを投入。そのウェボが後半35分、粘りからパスをつなぎ最後はエトーがシュートするが、メキシコDFに阻まれボールは枠外へ。ロスタイムにも左からクロスにフリーのムカンジョが頭で合わせるが、GKオチョアが横っ跳びでセーブした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に