男子ゴルフ伝統大会 コロコロとスポンサー変更の背景

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■日本人プロのふがいなさの表れ

 一般的にスポンサー企業は、賞金総額(今大会1億1000万円)の約3倍のカネがかかるといわれている。もスター選手が競い合って面白い試合内容が繰り広げられたら、大金を投じても十分に企業の知名度がアップして効果がある。

 その半面、スポンサーがコロコロ代わるような大会は、イベントとしての魅力がない証拠でもある。注目選手がいない、視聴率も稼げないとなれば、企業は商品PRやイメージアップにもならず、スポンサードする意味自体がなく、大金をドブに捨てるだけだ。

 今大会は3年連続で韓国人プロが優勝しており、2日目途中まで賞金ランク8位の金亨成(34=写真)がトップに立つなど、初日終了時点の上位12人中、日本人プロはわずか5人というのでは、スポンサーのなり手が見つかりにくいのも当然。今年も韓国人プロに優勝をさらわれるようなら、来年に向けて主催者はまたダンピングしてスポンサー探しに奔走することになりそうだ。

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