ソフトBドラ5・島袋洋奨 父が2歳で与えた「左用グラブ」

公開日: 更新日:

■「琉球トルネード」と呼ばれる左腕に成長

 美由紀さんが島袋を出産した時は難産だった。体重はわずか2300グラム。両親の心配を察して余りある。

「しばらくは本当に心配でしたけど……特に病気をすることもなく育ってくれました」(美由紀さん)

 直司さんにとってつらかったのが、子供たちと過ごす時間が短かったことだろう。

「私の仕事は電気事業。送電線の工事が主な仕事です。ほら、山の上とかに立っている大きな塔の工事とかです。その工事の現場所長をやっているんです。ただ、ウチの会社は沖縄営業所はあっても事業所はない。長男が小さい時も単身赴任が多かったんですが、洋奨が10歳くらいから、また単身赴任が続くようになったんです」

 九州各地をはじめ、山形、東京、そして現在は京都に単身赴任中だ。子供たちの成長過程を見られず、いつしか末っ子の島袋は興南高校のエースに。かつて自分が憧れた甲子園に我が子が出場するとあっては、居ても立ってもいられない。

 興南が春夏連覇した10年、直司さんは赴任していた山形から夜行バスに乗り込み一路、甲子園へ。息子の応援に喉をからし、連覇を見届けることができた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議