横審も「態度悪い」と批判 横綱白鵬なぜ“裸の王様”と化した?

公開日: 更新日:

 こう言えばファンは喜ぶ、といった空気を察した上っ面だけの言動。品格などないのに取り繕おうとするからボロが出るのだ。

■「横綱のイメージがすっかり変わってしまった」

 大鵬は引退する際、「横綱として一生懸命土俵を務めて人々の尊敬を受けることはできた。でも、社会人としては少年時代の常識しか持ち合わせていない」と語った。マナーが悪いといわれることを極端に嫌う、礼儀正しい謙虚な人物だった。

「優勝回数が並んだといっても、我々の世代は大鵬の相撲を見てきましたからね」と言うのは、作家の吉川潮氏だ。

「風格、貫禄、人格も大鵬には遠く及ばない。相撲は他のスポーツとは違う。神事だから明治神宮での奉納土俵入りがあり、横綱は綱も締める。引いたり、張ったりで勝つのはモンゴル相撲です。白鵬は朝青龍よりは日本人に近いと思って見てきたが、変なところを受け継いだのではないか。長いこと横綱の地位にいれば相撲にも本性が出る。横綱としておかしな相撲をとっても協会の人間は彼らで商売をしているのだから厳しいことは言えない。マスコミが批判勢力として機能しなければならないのに、新聞だって商売のために優勝回数を積み上げる白鵬を持ち上げるばかり。昔からの相撲ファンからすれば、横綱のイメージはすっかり変わってしまいましたね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方