鳥谷にアストロズ触手も位置付けは「内野の控え」「市場開拓」
当然、好条件は望めない。メジャーに昇格した際に年俸が上がる「スプリット契約」か、良くてもメジャー最低保証額の50万7500ドル(約6000万円)に出来高が付く程度とみられる。アストロズは限られた予算(今季チーム総年俸は約53億円で30球団中29位)で運営しているだけに、代理人のスコット・ボラス氏が剛腕を発揮しても、ない袖は振れないだろう。
折しも、16年に予定されている日本開幕戦の来日チームはダルビッシュ有(28)のレンジャーズが確実視されている。アストロズもファン層拡大のため、日本開幕戦に名乗りを上げる可能性もある。
今季リーグ12位の175万1829人と集客に苦戦する不人気球団にとって、鳥谷獲得は日本での市場開拓にもつながる。