冬の風に負けない球を打つ
プロに比べると、アマチュアの多くは風に弱い球を打っているが、これはハンドファーストな状態でインパクトを迎えていないから。7番を手にしても、インパクトでは9番のロフトにしてボールをとらえている人が多い。結果、アゲンストの風だと飛距離がガクンと落ちてしまうのだ。
では、どんな練習をすれば、プロのようにハンドファーストな状態でボールをとらえることができるのか?
お勧めしたいのが、ドライバーの高さにティーアップしたボールを、サンドウエッジ(SW)で打つドリル。ボールの高さに合わせてヘッドを浮かせてアドレスしたら、SWでボールだけをクリーンに打つ。高い弾道ではなく、できるだけ低い弾道をイメージするのがポイントだ。
低い弾道をイメージすることで、インパクトではハンドファーストな状態を作りやすくなる。また、インパクト前に手首のコックがほどけるとボールと一緒にティーを叩くことになる。
簡単そうに見える練習であるが、いざやってみると非常に難易度が高い練習である。本気で風に強い球を打ちたいと思うならば、ぜひとも試していただきたい。
(ゴルフライター・マーク金井)