13年には堂林の離脱によって、チーム成績がV字回復したことも。8月20日の試合で左手を骨折。その時点で48勝58敗2分けの借金10だった広島は以降、シーズン終了まで21勝14敗1分けで3位に入り、CSに進出。2位阪神を破ってファイナルステージまで駒を進めた。チーム周辺からは「堂林離脱でチームがまとまった」と言う声も聞かれた。
この日は、メジャー帰りの黒田が先発。6回2失点で前回登板に続いて危なげない投球を見せた。黒田が評判通りの活躍を見せれば、優勝も夢ではない。24年ぶりの戴冠は、「鯉のプリンス」の扱い方がカギを握りそうだ。