日ハム頭痛の種? 陽岱鋼vs中田翔「年俸2億円」バトル
学年が2つ違うとはいえ、ともにドラフト1位入団で、年俸は同じ2億円――。稲葉と金子が昨年限りで引退したいま、日ハムの野手の中心ともいうべき中田翔(25)と陽岱鋼(28)が強力なライバル関係にあるといわれる。
「特に敵愾心を燃やしているのは年上の陽の方だと聞いています」と、あるOBがこう言った。
「自分こそチームリーダーにふさわしい、中田ではチームを引っ張ることができないと思っているフシがある。球団は2人のバランスを取ろうと必死。2人をチームの最高給取りにしたオフの契約更改も意識して同額にしたうえ、2人と何度か下交渉してモメないようにしたらしい」
かつてキャプテンを務めた田中賢介(33)が3年ぶりにチームに復帰したものの、ブランクがあるし、そもそも強力なリーダーシップを発揮するタイプでもない。
最高年俸の2人がギクシャクするようなら空中分解まであるという気もするが、「中田は陽ほど相手を意識してないし、自分こそナンバーワンだと確信していますからね。露骨ないさかいには発展しようがない。陽が中田に対抗心を燃やす分、成績も上がるし、チームに活気も出てくるんじゃないでしょうか」とは前出のOBだ。