東京五輪に「大リーガー派遣」前向き MLBが態度軟化の思惑
大リーガーの五輪出場に一歩前進なのかどうか。
MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーは23日(日本時間24日)、米メディアの取材に2020年の東京五輪で追加種目として野球が実施された場合、大リーガーの出場を検討すると示唆した。
MLBではセリグ前コミッショナー時代から五輪には非協力的な姿勢を貫いてきた。今年1月に就任した新コミッショナーも前任者の方針を踏襲すると、かたくなな姿勢を崩さなかったが、ここにきて態度を軟化させた。
マンフレッド・コミッショナーは「(大リーガーを)五輪に派遣するのは日程的に厳しい」としながらも「日本のように野球人気がある国で開催される五輪には関心を持っている」と前向きとも取れる発言をした。
もっとも、MLBは国際オリンピック委員会(IOC)も顔負けの拝金主義だ。稼ぎ時の夏場にシーズンを中断するとは考えにくいが……。