“バーディー合戦”に乗り遅れ…遼8位で米ツアー初Vならず
【プレーヤーズ選手権 最終日】
(米フロリダ州ポンテベドラビーチTPCソーグラス 7215ヤード・パー72)
第5のメジャーと呼ばれる今大会最終日は首位と4打差に25選手がひしめく大混戦となって、1つスコアを伸ばせば大きく順位が上がり、逆に1つ落とせば急落というめまぐるしい展開になった。
3打差11位発進の石川遼(23)は、今季14戦出場で予選落ち6度。トップ10は一度もなく、フェデックスランクは松山英樹の9位に対して、143位と低迷していた。
久々の活躍で初優勝を狙えるチャンスにつけた。
初日6バーディー(5ボギー)、2日目6バーディー(1ボギー、1ダブルボギー)、3日目5バーディー(2ボギー)と攻めのゴルフを見せたのが上位進出の原動力だった。
だが、前日までの勢いがパタリと止まった。競争の激しい米ツアーでは、日本ツアーと違って手堅くプレーして相手のミス待ちが通用しない。最終日も攻めの手を緩めずに、がむしゃらにバーディーを奪ってスコアを伸ばさない限りタイトルに手が届かない。米ツアー未勝利の石川には、未知の世界だ。