依然マイペース調整…SB松坂の「二軍生活」はまだまだ続く
それにしても長い道のりだ。
20日の二軍戦(オリックス)で、約2カ月ぶりに投げたのがソフトバンクの松坂(34)だ。六回に2番手として登板するも、先頭打者の堤にいきなり三塁打。続く岩崎に犠飛を許し、わずか5球で1点を失った。七回は安打を打たれながら無失点に抑え、2回2安打1失点。一時は負け投手の可能性があったのを、ロートルの松中のソロに助けてもらうオマケ付きだった。
それでも本人は、「とりあえず、普通に投げられたので一安心」と言うのだからマイペース調整は変わらず。次回は24日の二軍戦が予定されているものの、この調子では一軍復帰が来季まで延びたとしてもおかしくない。
実戦登板のチャンスを奪われる若手投手陣にしてみればたまったもんじゃないが、幸い一軍は首位。いまだフォームに不安のある松坂は、むしろ二軍でおとなしくしてもらっていた方が首脳陣にとっても安心だ。
鳴り物入りで入団した3年12億円右腕も、チーム内ではすっかり腫れ物かお荷物か。