著者のコラム一覧
元木大介タレント・野球解説者

1971年12月30日、大阪府豊中市生まれ。上宮高時代に甲子園に3度出場し、歴代2位タイの通算6本塁打を放つ。89年のドラフト1位でダイエーに指名されるも、入団を拒否してハワイに野球留学。翌90年ドラフトで巨人から1位指名を受けて入団。長嶋監督が「クセ者」と呼んだ野球センスを武器に一時代を築いた。05年オフに引退。通算成績は1205試合に出場して打率・262、66本塁打、378打点。

夜中のバルコニーから松井秀喜の荒い息が聞こえてきた

公開日: 更新日:

 ふんっ、ふんっ。

 カーテンを少しめくってバルコニーの様子をうかがうと、そこには汗だくになってスクワットをする松井がいたのです。

 凄い。やっぱ、こいつには勝てないわ。

 素直にそう思わされました。

 といっても、部屋の中では相変わらずのマイペース。松井が先に帰っているときは、起こしちゃ悪いとこっちは抜き足、差し足で電気もつけずにベッドにもぐり込んでいるのに、僕が先に寝ていると、松井はドカドカと入ってくるや、ベッドサイドのライトまでつけ始める。そして、新品のTシャツやらポロシャツやらをバリバリ、ガシャガシャと大きな音を立てながら、ビニール袋から取り出したりするのです。

 それ、今、やる必要あるの?

 すっかり目が覚めてしまった僕がトイレに行くと、戻ってきたときにはもう松井は高いびき。そんな感じです。途中から、豪州まで来て2人部屋はないよな、と行く先々で順番に自腹でホテルを取ろうと提案。松井は二つ返事で了承しましたから、彼は彼で気を使っていたのかもしれませんが……。(つづく)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット