東京五輪「国立競技場騒動」 IOCバッハ会長が苦言の“本音”

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 バッハ会長がいら立っているのは、東京五輪の汚点は自分のマイナス点になるからだろう。IOC会長の任期は1期目が8年。20年東京五輪は13年就任のバッハ会長が最高責任者となる。何事もなく終われば2期目(4年間)が約束されるといっても過言ではない。

 バッハ会長が国立競技場の問題に口出しするのは、18年の冬季平昌五輪の競技場設営が遅れていることもあるのだろう。平昌五輪はスポンサーが集まらず、既存の会場も五輪施設としては「不合格」ばかり。韓国内でも「成功するわけがない」と諦めに似た空気が漂っている。その上、東京までメーン会場が間に合わないとなれば、手綱を締められなかったバッハ会長も責任を問われかねない。

 IOCのボスが何と言おうと、税金を使う以上は納得のいくまで細部を詰めるべきだ。

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