なでしこオランダ戦に鈴木良平氏「リスク恐れなければ勝てる」
結局、1次リーグ3戦目のエクアドル戦は出番なし。決勝T以降の戦いを見据えて温存したのだろうが、佐々木監督采配には異を唱えたい。
阪口は、あくまで試合を通して“調子を取り戻していくタイプ”の選手だと思う。オランダ戦までの時間を有効に使い、阪口を本調子に戻すことが大きなポイントとなる。
W杯前のテストマッチと比べて、FW大儀見の低パフォーマンスも気掛かりだ。11年W杯では大会期間中にエースFWを剥奪され、悔しい思いをした大儀見は、戦いの場を欧州に求めてひと皮もふた皮もむけた。強靱なフィジカルを利したキープ力、突破力、ポストプレーで世界有数のストライカーとなった。
しかし、カナダでの大儀見は、どこかおとなしいプレーが多く、複数の選手に囲まれても意に介さず、無理な体勢からも強引に突破していくアグレッシブさが影を潜めてしまっている。フィジカルコンディションは悪くない。奮起を望みたい。
左SB鮫島、右SB有吉のサイド攻撃も注目したい。2人は体調面も上々だし、攻守に前向きなプレーが見られ、チームに好影響を与えている。