羽川プロが見たメジャー最終戦 「松山には“勝ち慣れ”が必要」
「3日目のトリプルボギーをずっと引きずっているような感じがあった。耐えたいところで耐えられなかった」
メジャー最終戦の全米プロを37位で終えた松山英樹です。今季はマスターズ5位、全米オープンと全英オープンが18位でしたから、予選通過は当たり前だとしてもワースト成績は不本意であり、不完全燃焼だったでしょう。
コメントの通り、3日目に一時は8アンダーまでスコアを伸ばしながら、ブレーキとなった15番パー4のトリプルボギーが痛かった。
周りがスコアを急伸しており、一つも落としたくない状況でのミスです。
それが響いて最終日スタート時は首位と10打差。気持ちでは、もう優勝に手が届かないと感じて「耐えられなかった」のかもしれない。
勝つ人は4日間に致命傷となるような大きなミスがありません。爆発力や安定感もあって、プレッシャーの中でもギリギリのポイントを狙ってくる強さがあります。
松山もメジャーに備えていろいろ準備してきたはずですが、最後に伸ばし切れないもどかしさを痛感したはずです。