スピースお手上げ…“飛ばし屋”デイがメジャー新記録で初V
【全米プロゴルフ選手権】
今季メジャー最終日最終組が2度目のジェイソン・デイ(27=豪)が、メジャー記録を更新する通算20アンダーで初優勝(米ツアー通算5勝目)を果たした。
デイは飛ばし屋として知られ、ドライバー平均飛距離314ヤードは米ツアー3位。これまでもメジャーでは何度も優勝争いに顔を出したが、今季はマスターズ28位、全米オープン9位、全英オープン4位とあと一歩のところでタイトルを手にできなかった。
会場は強風が吹くことで知られているが、今年は最終日も比較的穏やか。こうなるとガンガン飛ばす攻撃的プレーヤーが有利だ。
この日は年間メジャー3勝の記録に挑むジョーダン・スピース(22)とのラウンド。スピースに2打差の単独トップ(通算15アンダー)からスタートした。
ドライバーを武器に前半から攻めた。2番、5番とお得意のパー5でバーディーを奪うと、ワンオン可能な6番パー4(355ヤード)はスプーンでグリーンそばまで運び、アプローチはピン上1.5メートル。これをしっかり決めると、続く7番では15メートルのロングパットを放り込むなどやりたい放題。8番でボギーをたたくも前半を18アンダーまで伸ばして折り返し、この時点でスピースと4打差に開いた。