羽川プロが見たメジャー最終戦 「松山には“勝ち慣れ”が必要」

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 課題はパットだといわれています。勝てなかったけれど2位になったジョーダン・スピースは、パット巧者とみられています。でも、グリーン上ではいつも狙えるいい位置につけています。松山とスピースとでは今大会、ショット精度に差がありました。

 松山にもメジャーに勝てるだけの爆発力はありますが、総合的に見て、まだやるべき課題がいっぱいあります。

 メジャー初優勝のジェイソン・デイは今季ツアーで2勝を挙げています。スピースもメジャー2勝を含む4勝です。しかし、松山の米ツアー1勝は昨季であり、今季は未勝利。もっと普段から試合に勝つことで、メジャーでのプレッシャーを半減させてくれる効果が出てきます。勝ち慣れをつけることも大事なのです。

 2日目にメジャー最少タイ記録の63をマークした岩田寛は、世界で戦っていく自信になったと思います。

 メジャー出場のチャンスを掴み、何度も世界にぶつかっていく。世界でどのくらい戦えるのか─―。ツアープロたちは高い目標を持って海外へ挑戦して戦って欲しい。

 試合に出るだけでいいのか、プロになっただけでいいのか。それはプロ一人一人の問題です。

(羽川豊/プロゴルファー)

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