異様なまでの“五郎丸人気”と未熟すぎる日本のラグビー文化

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 ニュージーランド(世界ランク1位)が34-17でオーストラリア(同2位)を破り、史上初の連覇を成し遂げ幕を閉じたラグビーW杯。8万人を超えるスタンドのファンは最高峰のラグビーに酔いしれた。

 日本では、どれだけの人がこの決勝戦をライブでテレビ観戦したかはわからないが、ひとつだけ言えることは、1次リーグで3勝した日本代表とは、あらゆる面でレベルが違いすぎるということだ。

 190センチ前後の大男たちのパワーはもちろん、例えば、ニュージーランドの司令塔ダニエル・カーターの正確なキック、センター・スリークオーター・バック(CTB)のマア・ノヌーの鋭いステップとスピード。相手のボールを叩き落としてノックオンの反則を誘う「小技」……頂上決戦を戦った両国選手と日本代表の実力、体力差は、4年後の地元大会までに埋められるものではない。

 そんな現状をまったく理解できないにわかファンは、そもそもラグビーのルールなんて知らないし、わからなくても困らない。1次リーグ初戦の南アフリカ戦の勝利を大きく報じるマスコミにあおられているだけなのだ。

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