異様なまでの“五郎丸人気”と未熟すぎる日本のラグビー文化

公開日: 更新日:

 ニュージーランド(世界ランク1位)が34-17でオーストラリア(同2位)を破り、史上初の連覇を成し遂げ幕を閉じたラグビーW杯。8万人を超えるスタンドのファンは最高峰のラグビーに酔いしれた。

 日本では、どれだけの人がこの決勝戦をライブでテレビ観戦したかはわからないが、ひとつだけ言えることは、1次リーグで3勝した日本代表とは、あらゆる面でレベルが違いすぎるということだ。

 190センチ前後の大男たちのパワーはもちろん、例えば、ニュージーランドの司令塔ダニエル・カーターの正確なキック、センター・スリークオーター・バック(CTB)のマア・ノヌーの鋭いステップとスピード。相手のボールを叩き落としてノックオンの反則を誘う「小技」……頂上決戦を戦った両国選手と日本代表の実力、体力差は、4年後の地元大会までに埋められるものではない。

 そんな現状をまったく理解できないにわかファンは、そもそもラグビーのルールなんて知らないし、わからなくても困らない。1次リーグ初戦の南アフリカ戦の勝利を大きく報じるマスコミにあおられているだけなのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情