ベイ1位今永を育てたのはハーレー乗りの父と音楽教師の母

公開日: 更新日:

■「泣いたのを見たのは一度だけ」

 孝司さんにそう呼びかけられ、朗らかに応じる母の京子さん(57)も実は中学校の先生だ。大分県内の芸術大学で声楽を学び、今も教壇に立つ現役の音楽教師である。

 京子さんが今永の幼少期を振り返る。

「手のかからない子で、小学校から高校までの12年間、1日も学校を休みませんでした。あれは小学校1年生のときでしたか。近くの公民館で予防接種があったのですが、注射を打たれる前から、わんわん泣きじゃくる子がほとんどの中、昇太はまったく、そういうことがなかった。いや、痛いし、恐怖心もあったと思うんです。でも、泣かない。唇を噛んで我慢するんです。兄弟喧嘩でベソをかくことはあっても、決して涙を見せない。私自身、昇太が泣いたのを見たのは、たった1度だけです。高校3年生のときの夏の予選2回戦で、自らの打点でチームが勝って、涙を流したのが最初で最後。チームメートの親御さんも、『あっ、昇太クンが泣いてる!』と驚いたくらい。我慢強い子ではあると思います」


 育ったのは北九州市内に立つ一軒家。小学校の教諭になった長男(27)、熊本県内の三菱電機系の企業に勤める長女(24)はともに独立し、98年に建てたという4LDKの自宅に夫婦と2匹の柴犬と暮らしている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」