7割が内角球…DeNAラミレス監督“初配球”の意図
7日に行われた紅白戦。「試合はベンチでコントロールする」と言っていたラミレス監督が実戦練習で初めてベンチから捕手にサインを出した。
この日は全球ではなく、状況に応じてとなったが、ネット裏にいた他球団の編成担当は「ラミレス流が垣間見えた」とこう続ける。
「三嶋が二回の嶺井の打席で初球ボール、2球目に内角のスライダーで見逃しストライクを取り、カウント1-1からの3球目に内角のチェンジアップで見逃しストライクを取ったのは驚いた。同じコースに別の球種を要求するのは誘い球になるし、打者も驚くと思う」
捕手を務めていたドラフト4位の戸柱(NTT西日本)は、「僕の中では今までにない発想。こういうところを監督も求めていると思うので吸収していきたい」と言った。
四回にも、前球と同じ内角に、別の球種のカーブを指示するなど、効果的に内角球を使いたいという意図がうかがえた。監督が全球にサインを出した二回、五回は自責点はゼロだった。
ラミレス監督はこう言う。