「三塁は今成で十分」の声も 阪神に早くもヘイグ不要論
阪神のチーム内で、不安視されているのが新助っ人のヘイグ(30=ブルージェイズ)だ。
キャンプ中盤の13日に左脇腹を痛めて別メニュー調整が続き、キャンプ打ち上げ前の23日に二軍に“送還”。調整遅れは必至だ。
金本監督はヘイグを三塁で起用する方針というが、チンタラしている助っ人を横目に、好調をアピールしているのが同じ三塁手の今成(28)である。
25日の日本ハムとの練習試合に途中出場し、九回に中前に鮮やかな安打を放つと、三塁守備でも軽快な動きを見せた。キャンプを視察する在京球団の編成担当が言う。
「20日の楽天戦で逆(左)方向に本塁打を打ったように打撃力は阪神の中でも上位だよ。三塁守備も悪くないしね。三塁はヘイグじゃなく今成で十分じゃないかと思う。ヘイグは打撃を期待されているわけだが、紅白戦の感じでは(昨年限りで退団した)マートンの方が上だよ。今成はもともと捕手だし、外野も守れる。使わないならぜひウチに譲って欲しいくらいだ」
今成は打撃、守備だけでなく、明るい性格でチームのムードメーカーも担っている。金本監督はまさかの時の「3番手捕手」という役割も期待しているそうだが、バイプレーヤーにしておくのはもったいない。