崖っぷちなでしこ佐々木監督が密かに確保する次の“就職先”
2日のリオ五輪アジア最終予選・第2戦で韓国と対戦し、1-1のドロー決着に終わったなでしこジャパン。
第1戦のオーストラリア戦が黒星スタート。FIFA世界ランク4位の日本は、18位の格下・韓国相手に勝ち点3ゲットが至上命題だったが、2試合を終えて6カ国中の5位に沈んだまま。今後は、上位同士の星勘定をにらみながら残り3戦は全部、勝つしかない。
剣が峰のなでしこにとって、まずは4日の中国戦に必勝を期すしかないが、仮に五輪出場を逃した場合、女子サッカーの人気低落はもちろん、日本サッカー全体がジリ貧になっていく。
日本サッカーは、代表の活躍次第によって左右される。Jリーグ人気は完全に頭打ち。15年シーズンの観戦者の年齢構成を調べると最も多いのが〈40代の29.1%〉。そして〈50代の27.3%〉と続く。
ちなみに年間平均観戦試合数は16回が約4割を占める。つまりJリーグというのは、40~50代のオッサンがせっせとスタジアムに足を運ぶことで成り立っているスポーツなのです。若年層が興味を持つのは日本代表、男子五輪代表、なでしこジャパン。男子のリオ五輪予選突破で盛り上がりかけた日本サッカーは、なでしこ五輪予選敗退で、まるで空気の抜けた風船のようにシュルシュルとしぼんでいく。