平昌五輪向け韓国フィギュアが狙うユ・ヨン出場の“秘策”
韓国のメディア関係者が言う。
「だから今でも、キム・ヨナの現役復帰を望む声が多いのです。でも、22年の北京冬季五輪でならメダルを狙える逸材がいる。1月の韓国選手権の1位、3位、4位はいずれも小学生。中でも、キム・ヨナのつくった12歳の記録を破る11歳8カ月で優勝したユ・ヨンは、すでに5種類の3回転ジャンプを完璧に跳び、シニア顔負けの表現力もあって『キム・ヨナを超える天才』と言われている。2年後の平昌五輪の時は13歳ですから、国際スケート連盟(ISU)が定める年齢制限(五輪開催前年7月1日に15歳以上)のため出られません。もしも出場すれば日本選手の強力なライバルになるだけに残念です」
■不可能を可能に…
自国開催のビッグイベントで、国民の関心が高いフィギュア競技でのメダル争いは絶望的。しかも、男子の羽生結弦(21)の五輪連覇や、今季GPファイナル2位、4大陸選手でも優勝した宮原も金メダルの可能性はある。
真央も、出場権を得れば五輪は平昌が最後となる。それこそ金メダルでも取れば、日本のファンにとっては最高の「完結ドラマ」となるが、そんなことが実現すれば、日本に対し強烈なライバル心を持つ韓国にとってはたまったもんじゃないだろう。