ハリル日本FW岡崎にあって宇佐美にないもの
FW岡崎慎司(29)とFW宇佐美貴史(23)について言っておきたい。
なぜ岡崎が代表100試合出場を達成し、宇佐美は出場機会に恵まれないのだろうか?
シリア戦に3トップの左でスタメン出場した宇佐美は「サイドでボールを受けるとドリブルで突破するか、もしくはキープしながら」味方選手にどうやってボールを配給するか? を第一に考えながらプレーしている。
岡崎はどうか? 相手ゴール前ではなく、左右両サイドに流れていたとしても、ボールを受けた瞬間から「相手ゴール前に侵入してシュートを放ってやる!」という強烈な意思を感じる。
宇佐美の「自分の間合いでしかシュートを打てない」というのも問題だね。岡崎は、たとえ体勢を崩して倒れそうになっても、シュートのタイミングが外れても強引にシュートを打っていく。
宇佐美はまず相手をかわし、目の前にスペースができてからイチ・ニ・サンといった具合に右足でシュートを放つことが多い。相手DF、GKにとって、どちらの選手の方が怖いか? あえて言うまでもないだろう。