規則曲解 プロの“ローカルルールの乱れ”にアマチュア混乱

公開日: 更新日:

 一体、何が正しいのかわからなくなってくる。先週の女子ツアーのテレビ中継で驚愕のシーンがあった。15番パー5で、勝った李知姫(37)の第2打がサブグリーンに乗り、グリーン上のボールをそのままウエッジで打ったのだ。

 アマチュアがゴルフ場でプレーする時は、絶対にサブグリーンからボールを打たないし、それは共通認識だ。プロなら、上手だからいいのか?

 しかし、英語版のルールブックの規則25-3bには「Wrong Putting Green」とある。「プレーヤーの球が間違ったパッティンググリーン(サブグリーン)の上にある場合、プレーヤーはその球をあるがままの状態でプレーしてはならない。プレーヤーは罰なしに、救済を受けなければならない」のだ。

 ゼネラルルールと違った、ルールを曲解したローカルルールで試合を行っているのだ。

 日本女子ゴルフ協会(LPGA)に「なぜサブグリーンをスルーザグリーンとしているのか」と問い合わせたところ、「記録が残っていないのでわかりませんが、かなり以前から『スルーザグリーン』としてそのまま打たせることが、ローカルルールで決まっています。それはJGTO(日本ゴルフツアー機構)も同じです。現時点でローカルルールをなくしてゼネラルルールに従うことも検討していますが、今年に関してはすでに決まっているので、ルールを変更する予定はありません」(広報担当)と、「何が問題なの」という感じだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が