ハム大谷との差開く一方…西武・菊池“制球難”は何が原因

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「高校時代のことを考えれば、もっと活躍していてもおかしくない」

 メジャー球団のスカウトが口々にこう言うのは、西武菊池雄星(25)のことだ。

 岩手・花巻東高時代に「10年に1人」の逸材といわれた菊池は、高校3年だった09年にメジャー挑戦を公言。実際にメジャー8球団と面談した結果、将来のメジャー挑戦を視野に入れ、西武にドラフト1位で入団した。

 プロ6年目の今季は開幕投手を務め、6勝5敗、防御率2.47をマークしている。しかし、去る6月14日の広島戦で右脇腹を痛め、現在は二軍調整中。試合では制球に苦しむことも多く、これまで2ケタ勝利は一度もない。過去に超高校級といわれた松坂、ダルビッシュ、田中らと比べると物足りないし、菊池と同様にメジャー挑戦の夢を抱いて日本ハム入りした高校の3年後輩の大谷翔平(22)との差は開く一方だ。

「左投手で最速157キロを誇るにもかかわらず、なかなか殻を破れないのは、投球フォームに原因がある」とは、西武OB。

「菊池は踏み出す右足がマウンドに着地した後に、後ろ側に蹴るような動きを見せることがある。そうなると、ボールにきちんと力が伝わらない。腕の位置も安定しないし、球離れが早くなって高めに浮く。右足の無駄な動きをなくしてフォームが固まれば、制球も安定し、キレも増すと思うのですが……」

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