作新学院・今井はもう400球 夏の甲子園スカウトの“悲鳴”

公開日: 更新日:

 別の投手はこんな意見だった。

阪神は若い選手が育っていないってよく言われますし、実際そうですもんね。藤浪さんなんか大阪桐蔭で春夏連覇したとき、メチャクチャ凄い投手だと思ったんですけど、あの人ですら苦しんでるみたいですし……」

■仕事の邪魔

 甲子園のネット裏にある集団がいる。大会期間中、チケット売り場の前に寝泊まりして特等席を確保する連中のことだ。

 昨年までは連日、最前列に陣取って観戦していたものの、今年はそうはいかなくなった。少年野球チームを招待するための「ドリームシート」が設置されたからだ。定位置の最前列から“締め出された”彼らは勢い、横や後ろにズレざるを得なくなり、それが原因でトラブルに発展するケースも中にはあった。マスコミ関係者がこう言った。

「中にはガラの悪いのがいて、他の客に因縁をつけ、モメたりもしてましたからね。トラブルに巻き込まれるのが嫌で、スカウトの席を何列か後ろにズラした球団もあったほど。それどころか座席確保のために早朝から並んでいるスカウトに『並ばせてやるから携帯電話を充電してこい』とか『氷を持ってこい』などと言うのまでいたといいます。スカウトたちは仕事がやりにくくて仕方ないとボヤいてましたよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 2

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  5. 5

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  1. 6

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  2. 7

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  3. 8

    ドジャース大谷翔平 驚異の「死球ゼロ」に3つの理由…12本塁打以上でただひとり

  4. 9

    佐々木朗希「限界説」早くも浮上…案の定離脱、解説者まで《中5日では投げさせられない》と辛辣

  5. 10

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ