調整=投げ込み 汚名返上狙うSB松坂「熱投239球」の不安
7日、周囲が心配そうに見守る中、延々とブルペンで投げ続けたのが、ソフトバンクの松坂大輔(36)だ。
その数、なんと239球。それでも本人は涼しい顔で「疲れた状態で投げたい」と話し、報道陣の目を白黒させた。
松坂は14年オフに3年12億円でソフトバンク入りするも、2年間はほぼ何もせず。「給料ドロボー!」との非難はいまもなおやんでいない。今季は契約最終年。汚名返上に燃えているにせよ、それにしても飛ばしすぎじゃないか。
キャンプ初日はブルペン入りの予定がなかったにもかかわらず、捕手を座らせて59球。3日目は自ら打撃投手に志願すると、翌日もブルペンで135球を投げた。その後は指先にマメができたためにペースダウンになるかと思いきや、休日を挟んでこの日の熱投だ。
松坂は決して器用なタイプではない。調整とはブルペンで投げ込むことであり、「肩は消耗品」というメジャーの考えを、最後まで理解できなかった。米国ではこっそりブルペンで投げ込んだのがバレ、首脳陣に大目玉を食らったこともある。