日ハムが計る ポルシェおねだり斎藤佑樹の引退タイミング
14日発売の「週刊文春」に「汚れたハンカチ『ポルシェ800万円』『高級マンション』おねだり」と報じられた日本ハム・斎藤佑樹(28)が同日、一軍登録を抹消された。
記事によれば、斎藤は800万円を超えるポルシェを出版社社長から提供され、出版社の所有する明大前のマンションや社長所有の月島のマンションも自由に使わせてもらっていたという。いずれも、斎藤の方が「おねだり」したらしい。
そんな内容の特集が世に出る前日の13日、斎藤はオリックス戦に先発して5回を3安打無失点に抑えた。五回終了までに援護がなく今季初勝利は逃したものの、ネット上で「たかり王子」「おねだり王子」などとかまびすしい折も折、相手打線を牛耳ったのだ。
フツーの選手ならスキャンダルに見舞われ、野球どころではない状況で結果を出した。さすがに危機感の表れ、「もってる男」の面目躍如と思いきや、しかし、日本ハム首脳陣やフロントの斎藤に対する見方はいささか異なる。
「斎藤はこの日も含めて8試合に登板して、最多失点が2です。2失点で済んでいるのは、大きな傷を負う前に降板させてもらっているから。1年目に6勝をマークして以降、成績は右肩下がり。2012年には右肩を痛め、投手としての実力にはとっくに見切りを付けられていますよ」と日本ハムOBのひとりがこう続ける。