広島・鈴木が今季へ決意新た 「神ってる、正直もういい」
「去年、きっかけをくれた恩人です。ボクの中で日本一の右打者は内川さん。教わったのは主に打ち方ですが、感覚的なことが多いですね」
――今年は全部壊して一からやり直している? 昨年成績が良かったのに怖くない?
「いや、去年の成績は何とも思ってないんです。もっとずっと上を目指してやってるんで。もちろん、いい結果が出たのはうれしいですけど、まだまだ全然満足していない。今年は新しい自分になろうと思って、全部ぶっ壊そうと決めたんです。やっぱり昨年の成績に甘えてしまうのは良くないなと。プロって、みんながうまくなろうと必死にやっている世界。相手が変わりながら成長を続けているのに、ボクだけそのままじゃ、取り残されますよ」
■「『神ってる』場合じゃない」
――昨年の流行語大賞「神ってる」と言われるのは?
「正直言うと、もういいですね。今年は今年なんで。終わった去年のことなんてどうでもいいというのが本音です。今年ダメだったら、去年のことが水の泡になってしまう。1年だけ活躍した選手って結構いるじゃないですか。活躍した次の年は相手に徹底的に研究される。今年が大事なんで、神ってる場合じゃないんです(笑い)」