大谷の意外な一面も 日ハム宮西尚生が明かす救援の重圧
侍ジャパン唯一の変則左腕・宮西尚生(31・日本ハム)。通算523試合登板、232ホールドと経験も実績も豊富だ。ピンチや重要な局面での登板が予想されるだけに、リリーフとしての心構え、さらに代表を辞退した後輩の大谷翔平について聞いた。
――ここまで調整は順調?
「毎年キャンプが1カ月あるのを、半月で仕上げる感覚でやっています。自主トレでそのための準備はしていますが、WBC球に慣れるためには投げないとどうやってつかめるかが分からないので、平気で球数が多くなったりします。実際、ブルペンで座らせて投げるとスライダーが抜けるときもありました」
――リリーフは基本的に、キャンプでは先発ほど投げ込みをしない。
「先発も苦労はあると思いますが、シーズンを通して毎日肩をつくらないといけないので、なるべく投げずに調整してきました。肩は消耗品ですしね。WBCだけなら何とかなりますが、シーズンを戦う体力も残さないといけない。正直、難しいと感じる部分はあります」
――国際大会の短期決戦、リリーフはただでさえプレッシャーがかかる。