阪神・福留が意地の一発 金本監督の代打構想に必死の抵抗
当の福留は全盛時のようなプレーはできないまでも、まだまだ第一線でやれると考えている。今季から鳥谷に代わって主将に就任し、選手にアドバイスをしたり、ときに首脳陣のやり方に対して意見をすることもあるそうだから、気力も衰えていない。代打屋稼業に甘んじるつもりはさらさらないだろう。
ただ一方で今季は、開幕当初こそ打率3割以上をマークするなど好調を維持していたものの、6月は打率.152と急降下。現在、打率.250、10本塁打、42打点と昨年(打率.311、11本塁打、59打点)よりも成績を落としている。
「打率3割を打つとか、20本塁打以上打つなどすれば、金本監督とて福留を簡単にはスタメンから外せないでしょうが、低調な成績のままシーズンを終えるようなら、大幅減俸はおろか、若手切り替えの“根拠”を与えることになりかねません」(前出OB)
福留にとってこの日の一発は、首脳陣に対する意地の一振りだったか。