巨人ドラ2捕手 岸田行倫にキャッチャーミット必要なし?
巨人からドラフト2位指名された大阪ガス・岸田行倫捕手(21)が1日、兵庫・西宮市内の同社グラウンドで指名あいさつを受けた。
報徳学園3年時に内野手から転向し、大阪ガスでは1年目から正捕手として活躍。捕手歴はまだ4年ながら、「あいさつに来てもらって指名された実感が湧いてきました」と目を輝かせた。
二塁送球は1秒9の強肩が武器。大阪ガスの関係者がこう明かす。
「高校時代からプロ志望だった。でも、足がなくて打撃もそこそこ。目立つのは肩だけだった。当時の報徳・永田監督の旧知のプロ関係者の進言で『プロに行きたいなら三塁より捕手の方が可能性があるから、やってみるか?』と言って3年生で転向することになったようです。岸田の頭にはその時の『プロに行くなら捕手』の言葉があるから、大阪ガス入社以来、捕手一本なんです」
岡崎スカウト部長は「小林、宇佐見を脅かす存在になって欲しい」と期待する。
■地獄の秋季キャンプスタート
その先輩2人は、この日から宮崎で秋季キャンプに突入。早出練習に始まり、1日1500スイングをノルマに9時間の猛練習を行った。