視聴率欲しさ…貴乃花親方“擁護”に走る大手メディアの愚

公開日: 更新日:

 貴乃花親方は「協会の電話を無視」「巡業部長でありながら弟子を冬巡業に無断欠席」といったルール破りを繰り返している。被害者側だからといって何をしても許されるわけではないはずだが、ワイドショーは貴乃花親方擁護に走っている。去る1日に放送された「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)では、貴乃花親方の支援者が「警察に被害届を出す前に、協会に報告していた」と発言。6日放送の「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)でも、別の支援者が「貴乃花親方は完璧にだまされた、と言っていた」と証言した。

 相撲協会はこの2局に「事実無根の報道」と、抗議文を提出。貴乃花親方自身ですら、「いずれも心当たりはありません。いずれもマスコミから出ている根拠のない、伝え聞いたような情報」と否定しているのだ。

■相撲の話題は視聴率アップ

 擁護したはずの本人にもバッサリやられる皮肉な展開。それでもマスコミがいい加減なニュースを垂れ流すのは視聴率のためだ。ある放送関係者によれば、「貴乃花親方を扱った相撲の話題は数字が稼げる。別の話題に切り替わるや、途端に視聴率が2、3%ダウンする」という。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に