視聴率欲しさ…貴乃花親方“擁護”に走る大手メディアの愚
貴乃花親方は「協会の電話を無視」「巡業部長でありながら弟子を冬巡業に無断欠席」といったルール破りを繰り返している。被害者側だからといって何をしても許されるわけではないはずだが、ワイドショーは貴乃花親方擁護に走っている。去る1日に放送された「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)では、貴乃花親方の支援者が「警察に被害届を出す前に、協会に報告していた」と発言。6日放送の「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)でも、別の支援者が「貴乃花親方は完璧にだまされた、と言っていた」と証言した。
相撲協会はこの2局に「事実無根の報道」と、抗議文を提出。貴乃花親方自身ですら、「いずれも心当たりはありません。いずれもマスコミから出ている根拠のない、伝え聞いたような情報」と否定しているのだ。
■相撲の話題は視聴率アップ
擁護したはずの本人にもバッサリやられる皮肉な展開。それでもマスコミがいい加減なニュースを垂れ流すのは視聴率のためだ。ある放送関係者によれば、「貴乃花親方を扱った相撲の話題は数字が稼げる。別の話題に切り替わるや、途端に視聴率が2、3%ダウンする」という。