G岡本が1号 村田ヘッドが明かす“レギュラー取り”のノルマ
巨人期待の岡本和真(21)が待望の今季1号を放った。6日のロッテとのオープン戦に「6番・一塁」で先発出場。八回無死走者なしから、139キロの内角低めの直球をすくい上げると、打球は左翼スタンドへ飛び込んだ。キャンプからの実戦を含めて今年初の一発。
うれしいはずだが、「1本出ていなかったんで強いスイングを意識した。シーズンで打つためにオープン戦で結果を出して、開幕一軍を迎えるためにアピールしていかないと」と浮かれる様子はない。
ドラフト1位の鳴り物入りで入団。「将来の4番」「和製大砲候補」と期待されながら、鳴かず飛ばずのまま4年目を迎える。1年を通じて一軍にいた経験がないだけに、今年にかける思いは強い。
■「大事なのは安打を続けること」
この日の試合前の練習中、なかなか本塁打が出ない点を村田真一ヘッド兼バッテリーコーチ(54)に聞いてみた。
「これまで豪快な一発も出ていないし、目立っていない? そう? 確かに岡本の場合、本塁打は欲しいよ。でもまずは安打。それでええんちゃう? 大事なのは安打を続けることよ」