セネガル編<下>屈強なCB陣の緩慢プレーを狙っていきたい
フィジカルに恵まれたセネガル守備陣は、欧州でも高い評価を受けている。西野ジャパンは、どんな攻撃を展開してゴールを奪えばいいのか? サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当の河治良幸氏による「セネガル徹底分析」第3弾。
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――セネガルの選手たちは英プレミア、セリエA、ドイツ、フランスの強豪やトルコ、ベルギーなどの実力派クラブでプレーしています。日本は、どう攻めればいいのでしょう?
「ナポリの195センチCBクリバリはセリエAでも称賛されるほどクレバーですが、アンデルレヒトの192センチCBエムボジ、ハノーバーの196センチCBのC・サネといった選手は、フィジカルに恵まれて屈強な分、アバウトなプレーも散見されます。そこを狙っていきたいですね」
■両サイドのスペースを突く
――具体的には、どんなプレーをすればいいのでしょうか?
「セネガルは、ボールを支配して攻撃にスイッチが入ると右のガサマ、左のサバリの両サイドバックが攻撃に参加し、CB2人が左右のサイドに広がる。そしてボランチの189センチMFクヤテが下がり、CB2人の間に入って3バックを形成します。その時、どうしても左右両サイドにスペースが生まれ、そこをカウンターで狙うのが有効になると思います」