注目のベルギーvsフランス戦は2人の「監督力」対決に注目

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 ベスト4が出そろったロシアW杯。開幕前から現地に入って取材を続けていると、開幕戦が遠い昔の出来事のように感じられるが、W杯はこれからがメインディッシュだ。

 4強は、フランス、ベルギー、イングランド、クロアチア。南米勢の全滅でヨーロッパ選手権の様相を呈しているが、10日にサンクトペテルブルクで行われるフランスとベルギーの一戦は、事実上の決勝戦と言われるほどの注目カードになった。

 ここまで順調な戦いぶりで勝ち上がってきた優勝候補フランスは、中盤から前線に若くて優秀なタレントを揃え、選手層では4強随一。今大会でブレークした19歳のFWエムバペは、早くもメッシ、ロナウド、ネイマールの「3大スターの後継者」と言われている。

 タレント軍団を束ねるデシャン監督の采配にも隙がない。現役時代の98年にW杯優勝を経験しているデシャン監督は、豊富な攻撃の駒を有しながら、あくまでも攻守のバランスを重視した手堅いサッカーで勝ち上がってきた。堅い守備から繰り出されるカウンターの威力も、ラウンド16のアルゼンチン戦で証明した通り。ここまで“石橋を叩いて渡る”堅実采配でチームを4強に導いた。

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